Umarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューン
今回はUmarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューンのご紹介です。
この機種の最大の特徴である3点バーストはやはり魅力です!
内部ですがパッと見は通常のVer.2メカボックスですが機械式3点バースト機構が内蔵の為メカボックスやギア、スイッチ、トリガーなどは専用となります。
A4はストック内にこのA5はハンドガード内にバッテリーを収納します。
ハンドガードを外して配線を止めているタイラップとコネクターを外します。
このタミヤミニコネクターを外すにはEAGLE RACING ピン リムーバー for EP Air 7.2vが便利です!
ピンリムーバーは1本は持っておいた方が良い工具ですね。
後部のピンを抜きストックを取り外します。
マガジンリリースレバー部のピンを外しロアレシーバーを後方にスライドさせます。
これでアッパーとロアが分解出来ます。
メカボックス後部に固定しているネジを外します。
ステーをロアに固定しているネジを外しスターを外します。
グリップエンドを外します。
配線の通し方は銃によって違う場合があるのでチェックしておきましょう。
モーターを取り出したらグリップ奥にあるメカボックス固定ネジを外します。
これでメカボックスが取り出せます。
矢印の部分からマイナスドライバーなどで逆転防止ラッチを解除出来るのですがこれで解除すると3点バースト機構のパーツかセクターギアのカム部分が破損するので解除はしないで下さい。
メカボックスを開けます。
メカボックス内のパーツを外し洗浄をします。
お伝えし忘れましたがFETも最初から組み込まれています。
軸受けを接着します。
VFCの軸受けは8mmタイプとなりますので耐久性向上の為ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
組込み方の詳細はブログに電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。
ギア類は3点バースト機構の関係で純正品しか使えません。
次にスパーギアとセクターギアのシムフリーから通常のシム調整が出来る様に変更します。
まずはスパーギアの軸に入ってるスプリングを抜きます。
スペーサーはそのまま戻します。
これでスパーギアのシム対応は完了です。
セクターギアはスプリングとスペーサーを外します。
使っていないセクターギアのシャフトからスペーサーを抜き取り移植します。
内径φ3のパイプ状の物があれば代用は可能です。
続いてシム調整を行います。
YouTubeにてシム調整の動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
こちらも耐久性向上の為GUARDER タペットプレート Ver.2用を組込みます。
このままではスイッチと干渉するのでガイド部の突起を削り落とします。
だいたい削ってあれば大丈夫です。
スイッチと干渉しない事を確認して下さい。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メインスプリングはMagnusスプリング従来用を使用します。
VFC電動ガンの場合はスプリングガイドのベアリング部が厚いのでMagnusスプリングは引ききれません。
スプリングガイドを分解しベアリング部を取り外し代わりに樹脂製リングをはめ込みます。
白い部分がベアリングの代わりにはめ込んだ樹脂製リングです。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込み閉じます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
これからロアレシーバーにメカボックスを組込むのですが少し注意が必要です。
左側のセレクタープレートと右側のセイフティープレートの溝にそれそれセレクターレバー内側の突起を合わせながら組込む必要があります。
これを合わせずに強引に組み込むと突起が折れてしまいます。
セレクターレバー内側の突起です。
この突起とプレートの溝を合わせます。
こっちは右側のセイフティープレートの溝です。
右側の突起も合わせて下さい。
セレクターレバーをFULLにしてメカボックスを入れるとプレートの溝と突起が合わせやすいです。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーター組込みます
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
FETが組まれているのでSBDは必要ございません。
モーターを組込んでテストドライブです。
これでロア周りのチューンは終了です。
次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを後方に抜けば取り出せます。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用し接着します。
今回はHOPの降りる量が足らなかったので0.5mmのゴムシートを貼り付けました。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。